eight8’s blog

エイトと共に歩む人生 夢見る君は美しい

ヨコヒナのヒナ

横山裕村上信五


いわゆるヨコヒナ


関ジャニ∞の特攻隊長


熟年夫婦のような関係



とまぁ彼らを表す言葉はそれはそれはたくさんある。なぜならかれらは出会って21年以上隣にいる存在だから。


1997年12月25日

まさかこの日たまたま出会った2人がもうずっと人生を共にするなど本人達でさえ気づいていなかっただろう。


端正な顔立ちをした横山とあどけなさが残る村上。生い立ちも雰囲気も全く違う2人が、当時から仲が良かったのがネットの海に残されている。(見てみてください)



数年前まで、ヨコヒナはずっと隣にいた。ヒルナンデスもレコメンも木曜日はヨコヒナ曜日何て言われるくらい全てが同じだった。


あまりにも一緒に居るので、2人のことを話すレコメンのために普段はあまり話さない、と公言していた。


横山がレコメンから旅に出た2013年3月。2人の歯車は少しずつずれを生じるようになった。


それまで横山のことを全て受け入れ、彼のやりたいようにやらせていた村上が拒否するようになった。あまりに分かりやすくヨコヒナセット売りを嫌がった。

その頃村上は1人での仕事が増えていた。自分には何もなかった。と語る彼がたくさんのことを手に入れた。


村上はいつだって関ジャニ∞のためになるなら頑張ると言って頑張ってきた。そして村上が出した答えがヨコヒナは離れなければいけない。というものだったのかもしれない。


一方の横山は村上を自分のそばに置いたおきたかったのではないかと思う。横山にとって村上は可愛い可愛い守るべき泣き虫ヒナちゃんのままなのではないか。


ふたりが離れるようになって気づかされたことがある。彼らはあまりにも偉大だった。空けた席に座った丸山もジャニーズWESTの2人もとてもじゃないけど埋められるものじゃなかった。それでも横山と村上は彼らのために空気を作った。人が変わるたび、ヨコヒナじゃないものを作った。そして村上はヨコヒナのヒナから先輩、仕事人、村上信五になった。


私はそれが寂しかった。レコメンまでそんな場所になってしまったのか。彼のホームでまで仕事人村上信五でいなければいけないのか。


仕事人村上信五はとてもかっこいい。誰よりもかっこいい。でも、ヒナちゃんは守るべき存在だ。


横山はそんな村上を受け止めきれなかったのだと思う。今もヒナちゃんが零れ出すと焦るし怒る。だって彼にとってヒナちゃんは宝物だから。



村上はレコメンもヒルナンデスもお互いが守っている。と言ったことがあった。


守っていた。ずっと。大切な相方のために守り続けてきた。でも、ジャニーズWESTの2人がレギュラーになった時からきっと決まっていた。いつかは離れなければいけない。



2017年12月。村上のレコメン卒業発表。


あの日私は涙が止まらなかった。なんで。なんで。ヨコヒナの場所を奪うの?そこはヨコヒナの場所。Jr.時代からずっと積み上げてきた彼らの軌跡。潰さないで。やめて。壊さないで。そう思った。


横山が突然の卒業発表をした時はただただ唖然とした。ラジオから聞こえる声が突き刺さった。あまりに突然で5年間消化不良のままだった。WUで見た村上の目は赤く潤んでいた。


だから、まるヒナのレコメンは聞きたくなかった。でも、聞くしかなかった。レコメンを十何年と聞き続けた私に聞かない選択肢がなかった。辛かった。横山裕がいないレコメンはレコメンじゃなかった。それでも、丸山は関ジャニ∞のメンバーだからきっと分かっていた。横山と村上の思いを。理解していた。だから聞けた。村上の楽しそうな声を聞かしてくれた。



2015年丸山レコメン卒業。

村上は泣いていた。涙声で話していた。「まる、いかんといて。」そんな声が聞こえそうで辛かった。泣いていた。送り出すのは辛い。残された自分はまたそこにいた人を感じながら同じ場所で戦わなければいけない。


この年のイフオアで「なんでお守りばっかりしなあかんねん。」「別れは突然」と語った。我慢し続けた彼の本音だった。

いつだって人のために頑張ってきた彼の本音だった。


横山は決してレコメンに出なかった。ずっと。たびに出てふらっと戻ってくるかもって言っていたのに帰ってくることはなかった。でも、そんな彼の言葉は誰の言葉より村上を強くしたと思う。帰ってくるって言ったから。守り続ける。それだけだった。


ジャニーズWESTがきたレコメンという名のラジオはもうヒナちゃんなんてひとかけらもなかった。先輩だった。ずっと。強い先輩だった。引き継ぐ後輩になにもプレッシャーを与えないために少しずつ引導を渡していた。ヒルナンデスの最後に後輩を呼んでくれる人だ。そんな人だ。強い人だった。彼の本音はそうそう聞けるものじゃなかった。


ヨコヒナの2人仕事がなくなったのは2015年3月。村上ヒルナンデス卒業とともにそのゴングが鳴った。横山がレンジャーで縦読みでメッセージを記した。不器用な彼が出来る精一杯だったと思う。


ヨコヒナは離れた。それでもメンバーは2人が話せばキャイキャイしたし、私達もヨコヒナの小さな1つ1つに一喜一憂した。当たり前に一緒にいた時ならそんな程度なのかもしれないけど、離れた今、大切な大切なものだった。ヨコヒナは求められる需要と供給に気付いていた。


ヨコヒナを毎週見ることはなくなったけど、お互い先輩として頑張っていた。関ジャニ∞の活動では2人は相変わらず年上組で年下組を支えていた。


そんなある日事件は起こった。

(ちょっと大袈裟)


2017年1月

横山裕が夜ふかしに来た。そこはどの場所より村上信五が仕事人として頑張る場所だった。そこにヒナちゃんは必要なかった。

横山がそこにいる。1ゲストとしてきている。ただそれだけなのに彼はヨコヒナのヒナになってしまった。村上信五の中で横山裕はあまりに大きすぎた。そして横山は村上を自分のものにしすぎていた。

ゲストがゲストじゃなかった。夜ふかしにはいらない空気が流れていた。あまりに違和感があり面白みのない空間だった。

マツコは村上を信じている。自分の中の夜ふかしの村上になってくれると。そんな村上を求めすぎる2人が対面してしまった。


もう村上に全てがかかっていた。正解はマツコをとること。でも、彼にはできなかった。というか、横山が来た瞬間に横山に軍パイが上がっていた。それが全てだった。


ヨコヒナのすべて。



ヨコヒナは隣にいすぎた。お互いに身を任せていた。支え合いすぎていた。2人の空間がなくなってもむしろ、なくなったからこそ2人は改めてお互いを見た。それだけだった。ヨコヒナを嫌がった村上はもういなかった。氷河期とまで言われたヨコヒナはもう優しく優しく溶けていた。横山が村上に絡むようになった。


記憶に新しい2017年12月

クリスマス音楽祭でもヨコヒナをしていた。ビジネスでもいいと思った。それをテレビでできるようになったことが嬉しかった。横山が顔を真っ赤にしながら話すのが愛おしかった。


2018年3月

あまりに色々ある今年。乗り越えなくてはいけない。イフオアの千秋楽に横山がいたと目情が出た。最強の同担だと思った。最強で最高の同担。イフオアが一度幕を閉じるというそんな時だった。




3月22日

村上信五にとって残り2回となったレコメン。横山とのたくさんの思い出が流された。その1つ1つを聞く彼はあくまで仕事人だったけど、間違いなく彼の中にたくさんの記憶が思い出されただろう。優しい声で軽トラさんって言ってたとか言う彼は本当に優しくて強い人だった。



 



日付をまたいで3月23日




翼くんが終わってすぐ。パニックだった。




「お酒飲める言うから。」



と言って入って来たのは横山裕だった。あんなに待ち望んだ横山裕がレコメンに帰ってきた。


その瞬間、村上の空気が変わった。優しくて優しくて暖かくてそして素直に喜んでいた。声が変わった。雰囲気も変わった。そこにいたのは紛れもなくヨコヒナのヒナちゃんだった。


横山裕は偉大だ。同じグループの21年以上の付き合いの36の男を一瞬で変えてしまう。



帰ってきてくれてありがとう。


迎えに来てくれてありがとう。


村上信五は1人じゃなくなった。あまりにも横山はレコメンに馴染んだ。時間をかけて構築したジャニーズWESTとのレコメンはすぐにそこからなくなった。



ヨコヒナのレコメンだった。



イフオアの話を本人から聴けるなんてありえなかった。チャカすようにはなすヒナちゃんは全ての語尾に音符が付いているかと思うくらいはしゃいでいた。久しぶりに聴いた本来のレコメンの形だった。


夢かと思った。望みすぎた幻かと思った。


ジャニーズWESTの2人は外に出てくれた。横山裕村上信五レコメン!だった。こんばんわんつーを横山がいなくなって辞めたヒナちゃんが言った。ヨコが言った。こんばんわんつー。とヨコが言った後のヒナのうわぁ。という声がもうダメだと思った。涙が一生分でたと思った。


2人で話す彼らは何も変わっていなかった。愚痴を言うヨコとそれを面白がって優しく相槌をうち笑うヒナ。ヨコに褒めて褒めてと求めるヒナ。それがヨコヒナだ。これこそがヨコヒナ。


一生かかっても誰にも超えられないヨコヒナ。


年月が経ったのはわかる。その間に関係性も変わったし立ち位置も変わったのもわかる。でも、レコメンのヨコヒナは何1つ変わっていなかった。それがたまらなく嬉しかった。


「10時から来てくれたら良かったのに」


「5時までやろうや!」


一瞬にしてヨコヒナのレコメンになった彼らはそんなことを言ってくれた。久しぶりに聞けた2人の本音だと思った。



後輩ができて、たくさん我慢して、譲って、悔しい思いもいっぱいして、それでも頑張る2人の本音。



たくさん諦めてきたんやろうな。いろんなもの捨てたんやろな。大切なものを守るために自分の犠牲になんら疑問を持たない人たち。



2人は36になってもアホな大人だった。低俗なラジオとヒナちゃんが言ったけど、低俗な2人が大好きだ。


番組の最後にヒナちゃんが言った。



「もういっそこの番組潰したろか」



これもまた本音だと思う。

自分が卒業するのに淡泊だったヒナちゃんが初めて言った言葉。あまりにも強烈だった。ヨコがきて初めて言える本音。


ヨコがヒナちゃんにかけてくれた辞める美学。ありがとね。守り抜いたヒナちゃんを労ってくれてありがとう。続けることも辞めることも全部いいところだと言ってくれてありがとね。その言葉に救われたと思う。


自分を育てたこの番組。この場所。そこはこれから先ずっと何があっても村上信五のものだと思った。


レコメンはヨコヒナのホームだ。


関ジャニ∞の思い出。関西Jr.の思い出。ヨコヒナの思い出。三馬鹿の思い出。年下組との思い出。先輩、後輩との思い出。

デビューした時。内博貴が抜けた時。初めて城ホールにたった時。初めてドームに立った時。身内に不幸があった時。初5大ドームツアーをした時。新しい曲を出す時。何か発表がある時。後輩がデビューする時。ドラマに出る時。映画に出る時。全国区でのレギュラーを持った時。ゴールデン番組を持つ時。大きな災害があった時。そして誰かの卒業を見送る時。泣きたい時。悔しい時。辛い時。楽しい時。笑える時。関ジャニ∞が大きくなる時。村上信五横山裕が大きくなる時。そのすべてが詰まっている。



たくさん笑ったね。2人で。ヨコヒナで。ヨコヒナのレコメンは本当にいつだって面白かった。これからもヨコヒナしててね。ヨコヒナはずっとヨコヒナのままでいて欲しい。


5年間の消化不良がたったの30分で昇華された。ヨコヒナは偉大だ。ずっとずっと偉大だ。これからも。



錦戸亮ちゃんにレコメンしてーや!って言われたらまたしてあげてね。すばるくんに変な顔される2人たまには見せてね。まるちゃんのことを親のように見守る2人でいてね。ヤスくんをフォローしたりされたりちょっと変な関係でいてね。大倉がヨコヒナを積極的にくっつけようとしたら乗ってね。

これからも5人の親みたいな2人でいてね。




ヨコヒナは最高で最強の関ジャニ∞の宝です。愛してます。相変わらずな2人で良かった。